中国共産党中央委員会と国務院は13日、江蘇省南京市で2025年南京大虐殺犠牲者国家追悼式を行った。石泰峰(せき・たいほう)党中央政治局委員・中央組織部長が出席し、演説した。
中国は13日、12回目の南京大虐殺犠牲者国家公祭日を迎えた。江蘇省南京市の侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館では、南京占領中の中国侵略日本軍によって虐殺された犠牲者の国家追悼式が行われた。
中国の中央檔案館(公文書館)は第12回南京大虐殺犠牲者国家公祭日に当たる13日、旧日本軍の細菌戦部隊として知られる「731部隊」について旧ソ連が作成した尋問記録の機密解除文書を公開した。
今年は南京大虐殺から88年に当たり、13日には12回目の国家公祭日を迎えた。東京都内では11日夜に関連の集会が行われ、100人以上の参加者が証言と映像記録を通してかつての戦争の惨劇と改めて向き合った。
南京大虐殺の発生から88年となる13日、12回目の犠牲者国家公祭日(追悼日)が行われた。中国江蘇省南京市の侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京大虐殺紀念館)ではこれに先立ち、関連する証拠や史料の寄贈式が行われた。
ロシア外務省のザハロワ報道官は11日の記者会見で、南京大虐殺の歴史的事実は疑いようがないと述べた。中国は13日に南京大虐殺犠牲者国家公祭日を迎える。ザハロワ氏は会見で、南京大虐殺について次のように言及した。数十万の民間人が惨殺されたこの衝撃的な悲劇は、永遠に各国の人々の記憶に刻まれるだろう。
中国江蘇省南京市の侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館は5日、「2025年新規収集文物史料発表会」を開催した。同館が今年収集した文物史料は計573点(組)に上る。中でも南京保衛戦(南京防衛戦)で犠牲となった軍医の文書、中国侵略日本軍が南京占領後に撮影した写真、日本軍の暴行を明るみに出した写真4枚が載る米国の雑誌、中国侵略日本軍第13師団山砲兵第19連隊の山川儀仁による書簡などが注目に値する。
「南京には面白い死刑桟橋があり、毎日、支那敗残兵または傷病兵を日本刀で殺し、射殺しています。死体は全部揚子江に流していて痛快です」。中国江蘇省南京市の侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館で5日、今年新たに収集された文化財・史料の発表会があり、旧日本軍兵士が家族に宛てた手紙が公開され、人々の怒りを買った。
旧日本軍が中国に遺棄した毒ガス弾の被害者をはじめ、日本の侵略戦争による中国人被害者を支援する活動を30年以上続けてきた日本人がいる。弁護士の南典男氏だ。東京で新華社の取材に「私たちは法廷では敗訴したが、歴史的事実の認定を獲得した」と語った。
南京大虐殺を題材にした中国映画「南京写真館」の上映会が17日、東京の中国大使館で行われた。中日両国の各界関係者約150人が鑑賞し、感想を述べ合い、歴史を鑑(かがみ)とし未来に向かうよう呼びかけた。